「決算」というコトバをみなさまはご存じでしょうか? 企業の1年間の活動を集約して一目でわかるようにすることです。企業活動は複雑で、取引にはお金だけでなく、時間の要素もかかりますし、在庫や材料も関係します。寺岡精工のようにグローバルに事業を展開していると、為替も変動します。
決算月が一番多いのは3月、次に9月です。これは日本企業独特の習慣で、西欧では12月末が一般的です。寺岡精工の決算日は12月31日。西欧スタイルです。
さて、いま寺岡精工が掲げている目標は「2010年グローバル連結売上1000億円をめざす」です。2007年12月の連結売上は710億円前後。2008年、2009年、2010年とこれからの3年間で毎年100億円を上積みしなければ達成できません。
2010年連結売上1000億円という計画はどうして策定されたのか? 現状はどうかと言えば、飯を食べていく上で支障はないし、蓄積も十分あります。今日明日に困ることはないのです。
しかし、成長という観点でみると決して及第点ではありません。つまり当社が目指す「プラスアルファー」の部分に黄色い信号が点滅しているのです。そこで「常識」の中に埋没せず、「新しい常識を創造する」ように事業の構造を再構築するのが、「2010年1000億円計画」なのです。
企業経営にとって「売上」はすべてではなく、売上が大きくても利益がなければ無意味です。しかしあえて「売上1000億円」にしているのは、社員全員が共有できるわかりやすい数字だからです。この計画はやや背伸びしているかもしれません。しかしスポーツでも学力でも、目標を高く置かないと成長は望めません。2010年というゴールを置き、それまでに体質を強化し、その後の10年くらいは成長を続けられる新しいビジネスの種を仕込むのが1000億円計画の狙いです。1000億円という数字そのものより、その後の持続的な成長を可能にする新しい事業プラットフォームの構築がより本質的な目的なのです。
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