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「新しい常識を創造する」という社是をビジネスモデルという観点から説明しましょう。
マーケットが成熟すると、なかなか新しい製品は生まれないと言われます。しかしわたしたちが生きてきた短い人生の中でも、つねに革新がありました。携帯電話もそうです。インターネットもそうです。テレビはもっとも普及している家電製品の1つですが、2007年末には厚さ3mmという有機ELテレビが発売されました。こういう他業界からもわたしたちは多くの教訓を学びます。
一見するとマーケットが成熟し、ある技術や製品が普及して常識化することは、その技術や製品の終わりを意味します。しかしその時、火山のマグマのように目に見えない地下に新しい息吹が溜まってくるのです。ここに視点をフォーカスしてお客様をリードするのが、寺岡精工のスタイルです。
わたしたちのストアソリューション業界でも、製品と技術の成熟度が上がっています。お客様から見ると、どの製品の価値もが似かよってきます。そうなると、価格が最大の差別化要因になってしまいます。それをそのまま聞いていれば「今よりも良くて、もっと安いモノを」という泥沼にはまります。そこでわたしたちは、単なる改善を超えてコンセプトを飛躍させる開発に取り組んできました。
例えば2003年にグッドデザイン賞を受賞した対面販売計量プリンタ「SM-4600」は、お客様と「対面」して販売計量するという新しい販売スタイルを確立しました。この製品は当社が作った「新しい常識」の一例です。
いま話題になっている「新しい常識」はセルフショッピングシステム「Wiz(ウィズ)システム」です。みなさまの中にもレジに並ぶ長蛇の列にうんざりしたことがあるでしょう。買い物客もうんざりしているでしょうが、店側もお客をさばかなくてはならないのでたいへんです。そこで「Wizシステム」の出番です。お客様自身が、ハンディーターミナルで商品をスキャンしながらお買い物。快適でスムーズな新しい買い物スタイルを寺岡精工は提案しています。 |
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みなさんは自分がしたいこと、欲しいものがわかっていますか?友だちや家族のことなら「こういう服が似合う」ということはわかりますが、自分のことになると意外にわからないのではないでしょうか。
お客様にも同じことが言えます。お客様は自分のビジネスについてはプロですが、機械やシステムのことになると、何が欲しいのかホントのところではわかっていないのです。寺岡精工の営業職が聞いても、思いつきや、たまたま昨日の会議で怒られたことを言ってくるのが普通です。お客様のニーズはお客様にはわからないのです。
そもそもお客様は見たことがないものは欲しがれないし、漠然と考えていたにしても、それを系統立てて表現できないのです。
わたしたちのデパートでの体験を思い出してください。ウインドーショッピングをしている時に店員から「何をお探しですか?」と聞かれても答えられないのと同じ理屈です。だから、わたしたちがお客様の抱える本質的な問題を理解して、それを解決するアイデアを提供するしか方法はないのです。 だからお客様と接する「現場」は「新しい常識」を生み出す宝庫と言えます。ただだれでも宝庫を開けられるわけではありません。カギになるのは、現場をどう見て、どう感じ、どう判断するかという感度と能力です。現場に「学びながら」、現場に「迎合しない」という「両刀使い」が必要です。当社の現場主義は、作り手側の思いやアイデアといった主体的な思考とセットになって初めて威力を発揮するのです。 |
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