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多くの企業の人材像を読むと、「コミュニケーション能力」「やる気」「現状に満足しない」などの言葉が書かれています。企業が欲する人材が似通ってくるのはしかたないことです。しかしわたしは「規格外のヘンなやつ」に入社してもらいたいと願っています。オタクでもいいし、フィギュアグッズの愛好家でも、軍事オタクでもいい。友だちから「おまえ、ちょっとヘンだぞ。変わってる」と言われる自分が、なぜかうれしい時がありませんか。そんなあなたの規格外だけど一目置かれるような才能を寺岡精工は評価するのです。
世間では規格が重視されます。キュウリやリンゴのような青果物でも形や寸法が重視されます。人材採用でも、大学学科などの外見の規格が無意識のうちに作用するのはしかたないかもしれません。しかしそんな規格人間ばかりの会社はつぶれます。
みなさまは若いので「企業とは何か」ということをあまり考えていないと思います。企業は生き物に例えられることが多く、その寿命は30年と言われます。誕生し、成長し、市場が飽和して、次の市場が立ち上がると、企業は役割を終えて社会から退場する期間が30年というのです。
その一方で「エノキアン」と呼ばれる企業があります。これは旧約聖書に登場するエノクにちなんでおり、エノキアンは世界初の都市です。長命だったエノクにならい、現代の「エノキアン」は200年以上の歴史を持つ優良企業を指します。日本にもお菓子の老舗や醤油、日本酒のメーカーがエノキアンです。
企業寿命が30年なのにエノキアン企業もある。なぜか?その理由は簡単です。人と違って企業は変わっていけるからです。いや正確に言えば、変わらない企業は消えて行かざるを得ないのです。これが「茹で蛙」の定理です。
冬に蛙が温泉に入りました。温泉の温度は少しずつ上がっていきます。少し熱くなってきたけれど、外に出ると寒いのでそのまま蛙は温泉に入っています。かなり熱くなってきたので、外に出ようとします。外はとても寒い。寒いよりも熱い方がいい。そうしている内に蛙は茹で上がってしまったという比喩です。
しかし外に出ることは、現状を変えることです。それは実はたいへんです。いままで通りのやり方は安全だし、周囲の理解も得やすいでしょう。無謀な冒険をすれば切られてしまいます。だから企業の人間は保守的になりがちです。
しかし茹で蛙でわかる通り、それでは企業の寿命は尽きるのです。変わり続けなくてはなりません。変えるのは社員です。 |
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発明家と言うとエジソンのような技術者になりますが、営業でも発明はあります。新しい製品の使い方の提案を行う人を寺岡精工では「発想家」と呼んでいますが、発明家も発想家も本質は同じ。現在にとらわれず夢を見る能力は共通しています。
どういう発明、発想が寺岡精工で行われてきたかについては、「歴史」「ビジネスモデル」のページに触れられているので、これからのPOSについて考えてみましょう。
POSは70年代末から普及し、コンビニやスーパーの常識になったシステムです。みなさまがコンビニで買い物をする時に、バーコードの価格を読み取るだけでなく、年齢、性別、時間という情報も記録され、コンビニの本部にデータが送られ、商品の搬送に利用されています。POSは商品管理とともに顧客管理も同時にしているのです。「へー、そうなんだ」と驚く人もいるでしょうね。話はここからです。
よく考えてみると、店頭に置いてある商品については管理できます。コンビニで買い物した人も管理できます。逆に言うと、置いてあるものしか、入ってきた人しか分析できないのです。置いてない商品が置かれていたら、入っていない人を入るようにできるとすれば、これはいままでのPOSシステムを超えることになります。わたしが欲しいのはこういう突飛で、とんでもないことを思いつく人です。 |
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寺岡精工はグローバル企業です。海外では「DIGI」というブランドが有名ですが、「DIGI」をPOSなどのストアソリューションの普通名詞にしたいと考えています。そうなっている代表的な例が「ホンダ」です。ベトナムでは「ホンダ」はバイクの代名詞で、「おまえのホンダはカワサキか。俺のホンダはスズキだ」というように話されています。
DIGIをホンダにするためには、海外戦略を強化していかなければなりません。現在は現地法人の社長に現地人を採用していますが、これから先の寺岡精工のビジネスを考えると、各国バラバラの製品戦略ではだめ。世界統一ブランドとしての展開が必要です。 海外支社の社長になり、現在の支社売上の10倍、20倍にしてやるというような途方もない夢も寺岡精工ならかなえることができます。 |